エンジンオイルを長期間使用していると、金属の磨耗により金属粉やカーボン、ゴミなどで汚れてしまいます。オイルエレメントはそのゴミなどをろ紙でろ過し、きれいなエンジンオイルにするのです。
しかし何度もろ紙を使用していると、もちろん汚れが溜まりフィルターが詰まってしまいます。そうなると、オイルは汚れたままになってしまい、エンジンの寿命が短くなる場合もあります。そのため、オイルエレメントの交換は必須なのです。

オイル交換のときに必ず交換が必要なわけではありません。オイル交換の目安は3000～5000㎞ですが、フィルター交換の目安は約10000㎞です。最低でも２回に１回ほど交換すると良いでしょう。
きれいなエンジン、オイル、フィルターを保つためにも、定期的な交換が必要です。

エンジンには空気を取り入れる吸気口というものがあります。
吸気口にはフィルターが取り付けられていて、車外からのゴミや、粉塵などの進入を防ぎます。
フィルターにはエンジンが呼吸する走行分だけゴミや粉塵がたまってしまいます。
たくさんのゴミや粉塵がたまったフィルターではエンジンに空気がスムーズに入ることが出来ず、燃焼がうまく行われなくなります。それにより、エンジンにトラブルが起こったり、燃費低下に繋がります。そのために定期的な交換が必要になります。
基準は車やフィルターによってさまざまです。

燃料の中に有害成分（空気中のゴミ・水分）が混入されるとエンジンの噴射ノズルの磨耗・錆び、ノズルのつまりが起こりやすくなります。
それを防ぐためにフィルターでオイルをろ過し、有害成分をなくします。
汚くなったフィルターではオイルの供給を妨げることになりますので定期的に交換が必要です。
基準は車やフィルターによってさまざまです。

車外には花粉や排気、粉塵、黄砂、ほこり等がたくさんあります。車は常に空気を取り込むため、それらのものがエアコンを通して車内に入り込んでしまいます。
それにより悪臭、カビ、ダニなどが発生します。それを防ぐためにも、エアコンフィルターは必要なのです。
エアコンフィルターの性能を保つためには、定期的な交換が必要です。地域（工業地帯、砂地の多い地域等）によって交換の目安は違います。臭いが気になったり、エアコンの噴出しから出る風の量が少なくなったと感じたら、交換をおすすめします。
最近の車は、グローブボックスの奥にエアコンフィルターが置かれていますので、簡単に交換することができます。
フィルターにはさまざまな性能があり、普通のフィルターより脱臭などに優れた活性炭入り脱臭フィルターなどもあります。

平成13年より始まったETCは、平成21年現在での利用率は87％になり、それにともないETCが原因のトラブルも増えています。

■主なトラブル
・ＥＴＣの車載器にカードを差し込んだのに料金所のゲートが開かない
→このトラブルの原因で多いのは、ＥＴＣカードの向きの挿し間違いです。カードは正しい向きで挿入しないと機械が認識できません。

また、カードが挿さりきっていない、カードの有効期限切れ等でも認識ができません。
カードのトラブルは、ランプの色や音声で異常を教えてくれる車載器によって防ぐこともできます。
ETC本体を購入するときは価格の安さが重要視されることが多いですが、その機械の性能もきちんと把握することが大切です。

ゲートでトラブルを起こしてしまうと身動きが取れなくなり渋滞の原因になります。
また、ゲートが開くと思い込んで低速にしないままゲートに追突すると、フロントバンパーやボンネットなどに傷が付きます。

一人ひとりがETCの性能を理解しトラブルを未然に防ぐことが大切です。

タイヤはサマータイヤやスタッドレスタイヤなどがあります。
サマータイヤは雪や凍結路面以外のすべての状況に対応でき、スタッドレスタイヤは雪や凍結路面に対応します。安全に走行するために、季節や路面状況に応じて使い分けましょう。

タイヤのサイドウォールには書かれている英数字は、タイヤのサイズなどを表しています。
例：[[215/45 R17 91Ｈ]]
215＝タイヤの幅（mm単位）
45＝サイドウォールの高さ（扁平率）タイヤの幅に対して何％と表す。数字が小さいほど薄い。
Ｒ＝Ｒはラジアル構造という意味。
17＝17は適合するホイールのリム径を表す。
91＝91はロードインデックス*1（荷重指数）を表す。
Ｈ＝Ｈはスピードレンジでこのタイヤの限界速度（走行可能速度*2）を表す。